店舗の前やイベント会場など、屋外で使用することの多いのぼり旗は、風の影響を受けやすいアイテムです。風が強くなると、のぼり旗が巻き上がって文字やデザインが見えにくくなるだけでなく、転倒や破損につながる可能性もあります。そのため、のぼり旗を設置する際には、設置環境に応じた風対策を行うことが大切です。
この記事では、のぼり旗に風対策が必要な理由や代表的な対策方法について解説します。また、記事後半では、巻き上がり防止グッズ「くるなび」を実際に使用し、装着の有無による生地の張り具合や見え方の違いを比較します。
のぼり旗になぜ風対策が必要なのか

のぼり旗は風を受けやすいため、屋外に設置する場合は風の強さに注意する必要があります。風が強くなると、のぼり旗が大きくあおられて生地がポールに巻き付いたり、上方向へ巻き上がったりすることがあります。文字やデザインが隠れてしまうと、のぼり旗本来の役割である情報や広告内容を十分に伝えられません。さらに風が強くなると、生地の破れやポールの破損、スタンドごとの転倒につながる可能性もあります。
設置条件によって異なりますが、風速14~15m/s程度になると、のぼり旗が転倒したりポールが破損したりする危険性が高まります。風が強い日は対策グッズだけに頼らず、のぼり旗を屋内へ片づけることも大切です。
のぼり旗の代表的な風対策方法
のぼり旗の風対策には、スタンドやポールを見直す方法のほか、縫製や専用グッズによって巻き上がりを抑える方法があります。ここからは、のぼり旗を屋外に設置する際に取り入れられる代表的な風対策を紹介します。
土台を重くする

のぼり旗の転倒を防ぐためには、ポールを支える土台を安定させることが大切です。注水式のスタンドを使用する場合は、規定量までしっかりと水を入れて使用しましょう。水の量が少ない状態ではスタンドが軽くなり、風を受けた際に転倒しやすくなる可能性があります。自社では16L注水台をご用意しております。注水台に水を入れていないときの自重は約1.2kgで、コンクリート製やスチール製に比べて軽く、持ち運びやすいです。
また、風の影響を受けやすい場所では、注水台のほかに、重量のあるコンクリート製のスタンドを使用するのもおすすめです。
縫製で対策する

風による生地のほつれや破れが気になる場合は、生地の端を折り返して縫製する「三方三巻縫製」や「四方三巻縫製」がおすすめです。ヒートカットのみで仕上げた場合と比べて生地の端を補強できるため、耐久性を高めたい場合に適しています。
また、一般的なのぼり旗では「チチ」と呼ばれる輪状の布を使って生地をポールに取り付けますが、ポールを通す部分を袋状に縫製する「棒袋縫い」という方法もあります。棒袋縫いは、生地とポールの隙間が少なくなるため、一般的なチチ仕様と比較して巻き上がりが起こりにくくなります。
強風用ポールを使用する

強風用のぼりポールは、一般的なのぼりポールよりも直径が太く作られているため、風の影響を受けやすい場所で使用する場合に向いています。屋外に設置する機会が多い場合は、風対策の一つとして取り入れるとよいでしょう。自社でも強風用ポールを販売しているのでぜひご覧ください。
巻き上がり防止グッズを使う

のぼり旗が風で巻き上がるのを抑えたい場合は、専用の巻き上がり防止グッズを使用する方法があります。自社では「くるなび」を取り扱っています。くるなびは、のぼり旗とポールの間に取り付けて使用する回転式のストッパーです。風を受けた際にパーツが回転することで、のぼり旗がポールに絡んだり、巻き上がったりするのを抑えます。大がかりな設備を追加することなく取り付けられるため、現在使用しているのぼり旗の巻き上がりが気になる場合にも取り入れやすい対策です。また、棒袋縫いののぼり旗とくるなびを組み合わせて使用することもできます。
さらに、生地のたるみを抑え、文字やデザインを見やすい状態に保ちやすくなります。
巻き上がり防止グッズ「くるなび」で見え方を比較検証
巻き上がり防止グッズ「くるなび」を使用することで、のぼり旗の見え方にどのような違いが出るのか検証しました。今回の検証では、「くるなび φ22mm用」を装着したのぼり旗と装着していないのぼり旗を並べ、生地の張り具合やたるみ方を比較しました。
動画を比較すると、くるなびを装着していないのぼり旗は、風を受けた際に下部のチチ付近で生地がたるむ様子が見られました。一方、くるなびを装着したのぼり旗は、生地のたるみが比較的少なく、形が整った状態を保っていました。
今回の検証では、くるなびの装着によって生地の張り具合に違いが見られました。風による巻き上がりが気になる場合はもちろん、のぼり旗の見栄えを整えたい場合にも、対策グッズの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
のぼり旗を屋外で使用する際は、風による巻き上がりや転倒、破損を防ぐために、設置環境に応じた対策を行うことが大切です。縫製を工夫したり、強風用ポールや巻き上がり防止グッズなどを活用したりして、風によるトラブルに備えましょう。