お店の前でよく見かける「のぼり旗」。実は、あの1枚のデザインが完成するまでには、市場調査やお客様のニーズ分析、キャッチコピーや配色の細かな検討など、数多くの工程が積み重ねられています。
今回は、既製のぼり旗のデザインを手がける社内のデザイン担当に、企画から完成までの流れと、制作時に大切にしているポイントを聞きました。
目次
既製のぼり旗のデザインが完成するまでの流れ

まずは、最近のトレンドや前年の同じ時期に人気だった既製のぼり旗を調査し、どのようなデザインに需要があるのかを分析します。その内容をもとに、季節感や業種ごとのニーズを踏まえながら企画を進めていきます。
次に、どのようなデザインにするか、どんなキャッチコピーを入れるかなど、大まかな方向性を決定します。この段階では、「遠くからでも目を引くか」「商品の魅力がひと目で伝わるか」といった点も意識しています。
方向性が固まったら、実際にデザインを制作します。配色やフォント、写真・イラストのバランスなどを調整しながら、視認性と訴求力を兼ね備えたデザインへと仕上げていきます。
デザイン完成後は、文字間やレイアウトなど細部まで最終調整を行い、誤字脱字やデザイン上の問題がないことを確認します。最終チェックを終えた後、サイトへ掲載し、販売を開始します。
新しい既製のぼり旗のデザインはどのように企画している?

企画にあたっては、いくつかのアプローチを組み合わせています。
1つ目は、お客様の検索履歴を元に何が求められているのかを調査する方法です。
2つ目は、さまざまな情報源からアイデアを収集する方法です。
新デザインを制作する際に意識しているポイント

同一商品名の既存デザインが自社ですでに存在する場合は、既存デザインとは異なるテイストを意識し、お客様の選択肢が広がるようなデザイン制作を心がけています。一方、自社で取り扱いのない新商品については、実際にどのような場所で使用されるのかをイメージし、その場の雰囲気に合ったデザインをベースに制作しています。あわせて、遠くからでも視認しやすいかということや、写真・文字の見せ方なども考慮しながら、用途に適したデザインに仕上げることを意識しています。
キャッチコピーの作り方
例えば、こってり系ラーメンであれば「背徳感」「やみつき」「濃厚スープ」「麺がからむ」といった、商品の魅力を印象的に伝える言葉を収集します。そのうえで、メインコピーを引き立てるオリジナリティのあるキャッチコピーを複数パターン作成し、デザインやメインの文字との相性を考慮しながら適したものを採用しています。
配色・フォントの決め方
メインコピーには、なるべく太く視認性の高い書体を使用し、キャッチコピーにはメインコピーよりも存在感を抑えた細めの書体を選定しています。文字にメリハリをつけることで、視線の流れを作り、配色を検討する際の基準にもなります。
配色については、メインコピーが濃い色であれば背景は淡い色にするなど、文字が際立つ組み合わせを意識しています。また、背景とメインコピーが同系色になる場合は、差し色としてデザイン内にない色を取り入れ、全体の見栄えや視認性を調整しています。
さらに、デザインそのものだけでなく、「どのような場所で、どのように使用されるか」といった設置環境まで考慮しながら配色を決定しています。お客様に「この色合いが良い」「イメージ通り」と感じていただけるよう、視認性と印象のバランスを大切にしながら仕上げています。
こだわりのレイアウト

のぼり旗は、お店の前を通る人や車に、限られた時間で情報を伝える販促ツールです。そのため、デザインにおいては「見やすさ」と「伝わりやすさ」を意識したレイアウトが重要になります。
また、文字やイラストを詰め込みすぎず、余白を活かしたレイアウトにすることで、情報が整理されて、ひと目で内容を理解してもらいやすくなります。
まとめ
市場調査から企画、キャッチコピー、配色・フォント、レイアウトに至るまで、1枚ののぼり旗には、デザインチームのさまざまな工夫とこだわりが詰め込まれています。何気なく見ているのぼり旗も、こうした背景を知ると、また違った視点で楽しめるのではないでしょうか。
こうした工夫を重ねて制作された既製のぼり旗は、「のぼりキング」で多数取り扱っています。業種やシーンに合わせたデザインを豊富にご用意していますので、ぜひ一度サイトをご覧ください。