最後のひと工夫でデザインの印象は大きく変わる

のぼり旗のデザインを自分で作る時に、訴求したい内容やイメージカラー、写真など最低限必要な情報を入れることはできても、どこか物足りないというお悩みの声を聞くことがあります。こういった場合、今のデザインを大きく変えずとも、最後のひと工夫をするだけで印象を変えることができるケースが多いです。

たとえば、以下の例ではすでに完成したデザインに「文字に縁を付ける」「背景に素材を1つだけ足す」といったひと工夫をしています。元の状態でものぼり旗としては十分機能するデザインですが、このひと工夫によってよりプロのようなクオリティに仕上がっています。訴求内容や使う色などは一切変えていないので、デザイン完成直前の状態からでもできる小技です。
ひと工夫でデザインの印象は変わります

この記事では、これらの例のように最後のひと工夫でクオリティアップが期待できるデザインのコツを紹介します。すでにデザインがある程度仕上がっているという方も、これからデザインを考える方も、アクセントとして参考にしてみてください。

【デザインのコツ1】背景や文字の後ろに素材や模様を重ねて置く

まずは冒頭の画像でも紹介したように、背景に素材や模様を重ねて置く方法です。以下の例では、焼肉という内容にあわせて「和」のイメージや「力強さ」などを感じられる筆の模様を取り入れています。

ポイントは、思い切って大胆に配置することです。素材やデザインにもよりますが、小さく配置するよりも背景に溶け込みやすくなります。

背景や文字の後ろに素材を重ねて置いたデザインの例

【デザインのコツ2】文字を1つ1つ分けて配置してサイズや向きを変える

文字は通常、どのようなデザインツールでも文章ごとに1つのテキスト入力機能を使うケースが多いと思います。これを1つ1つ別のテキストとして入力すると、文字の大きさや位置、向きなど単語や文字単位で変えることができます。たとえば以下の例の場合、「今が買い時」というメッセージを1文字ずつ別々に入力して、漢字はより大きく、ひらがなは小さく、さらに位置をずらしてインパクトを出しています。

ポイントは、最終的に1つのメッセージとして読みにくくならないようにすることです。漢字やひらがななど、ある程度のまとまりごとにサイズをそろえると効果的です。また、「その文字を見ただけでものぼり旗の内容が伝わる」ことを意識して、一番重要な文字を大きくするのもおすすめです。

文字を1つ1つ分けて配置してサイズや向きを変えたデザインの例

【デザインのコツ3】文字の一部だけ色を変える

文字の一部だけ色を変える方法も、デザインの印象を大きく変えることができます。以下の例では、「完売」の文字だけを黄色にすることで、一番伝えたいメッセージが瞬時に伝わりやすくなっています。一部だけ色を変更する方法はデザインツールによって異なりますが、先に紹介したように文字を別々に入力する方法でも簡単に対応できます。

ポイントは、色を使いすぎてかえって見にくくなってしまわないように注意することです。以下の例のように、もともとが2色程度のデザインにアクセントとして別の色を加えると効果的です。

文字の一部だけ色を変えたデザインの例

【デザインのコツ4】キャッチコピーやサブタイトルを帯や枠で装飾する

のぼり旗には、メインとなる文字のほかにキャッチコピーやサブタイトルのような文字を入れることも多いです。入れる文字の情報がいくつかある時は、一部の文字に帯や枠を付けて装飾するとメリハリがつきやすくなります。以下の例では、「個人レッスン生徒募集」と「無料体験」の文字が同じ配色になっていたのを、片方だけ反転させて別々の情報であるようにわかりやすくしています。

ポイントは、一番大事なメッセージを際立たせながら、次に大事な情報もしっかりアピールできるようにすることです。

文字の一部を帯や枠で装飾したデザインの例

【デザインのコツ5】瞬時に内容が理解しやすいアイコンを加える

文字だけで十分に伝わるデザインの場合でも、アイコンを入れるとより効果的になるケースが多いです。以下の例では、「駐車禁止」という文字だけのデザインに禁止マークを加えています。禁止マークは道路標識にも使われているので、文字よりも先に目に入りやすく、瞬時に内容を理解してもらえる可能性があります。

ポイントは、すでに多くの人にとってなじみのあるマークやアイコンを使うことです。アイコンのアイデアとしては他にも、「初心者向けのサービスや会員募集のデザインに初心者マークを入れる」「Wi-Fi対応が分かるように電波マークを入れる」などがあります。

アイコンを使ったデザインの例

【デザインのコツ6】文字の縁を装飾する

文字に縁をつける方法も、シンプルですがデザインによっては大きな変化が生まれます。以下の例では、メインの「ビアガーデン」の文字に白い縁をつけて、さらに右方向に少しだけ黒い影を追加しています。これによって文字が浮かび上がったように見えたり背景と分離させたりすることができ、より視認性があがります。

ポイントは、デザインのコンセプトや配色にあわせて入れるべきかどうかを検討することです。縁をつけると文字はよく目立つようになりますが、場合によってはおしゃれさや高級感をそこなってしまうこともあります。実際につけたり縁の色を変えたりしてみながら試してみるとよいでしょう。

文字の縁を装飾したデザインの例

【デザインのコツ7】実際に撮影した写真を使う

のぼり旗にイメージ画像を入れる時は、フリー素材のイラストなどを使用するのもよいですが、実際の写真を使うとより鮮明に商品やサービスをイメージしてもらいやすくなります。以下の例では、ハンバーガーのイラストを、配置は変えずにそのまま写真に差し替えています。店舗のコンセプトなどによっては元のデザインの方がよい場合もありますが、写真にすることで実際に食べられるハンバーガーをより具体的にイメージできます。

ポイントは、実物を見てもらうことで通行人が価値を感じられるかどうかです。特に飲食店などにおいては、実際のメニューの写真があるとより食欲を刺激できる可能性があります。

実際に撮影した写真を使うデザインの例

まとめ

今回ご紹介した7つのコツは、どれか1つを取り入れるだけでなく、組み合わせることでもより効果的になる場合があります。デザインは試行錯誤を繰り返すことでクオリティをあげていくことができるので、パターンをいくつか作って見るのがおすすめです。すでに完成したと思っているデザインでも、一度これらのコツを取り入れてバーションアップを図ってみてはいかがでしょうか。

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