テイクアウトは、「自宅に持ち帰って食べる」という観点から、競合となる店舗は飲食店のみならずコンビニやスーパーにまで及びます。その中で顧客により選んでもらえるお店になるためには、広告を活用するのが効果的です。

そこで今回は、テイクアウトの集客に効果的な広告の手法や、広告効果を高めるためのコツなどをご紹介していきます。

テイクアウト利用を促すオンラインの広告方法

オンラインでの集客はコストも抑えやすく、スマートフォンやパソコンから手軽に始めることが出来るためおすすめです。

ここではオンラインの広告手法について、具体的なものを見ていきましょう。

店舗のホームページ

ホームページは、店舗の情報を載せる媒体としてメジャーな手段の1つです。
店舗が公式に運営していることから、掲載される情報への信頼度も高く、定期的に更新すれば顧客に対して正確かつ最新の情報を確実に提供することができます。

テイクアウトを実施していることや対象の料理など、サービスの詳細も細かく記載することができるため、顧客に具体的にテイクアウトを利用するイメージを持ってもらうことが期待できるでしょう。

グルメサイト

店舗のホームページがないという場合は、グルメサイトに登録しておくのも効果的です。顧客は店舗名ではなく料理名や地域などのキーワードで検索を行うことも多々あるため、様々な店舗の情報が掲載されたグルメサイトに登録しておけば、新規顧客に店舗を見つけてもらうきっかけにもなるでしょう。

以下では、具体的なグルメサイトをいくつかご紹介します。

食べログ

食べログは、2021年5月現在で20万店舗以上が利用しているという、人気のグルメサイトの1つです。店舗・顧客共に利用者が多いことから、より幅広い顧客への認知や集客にも適しています。

食べログ 公式サイトはこちら

ぐるなび

ぐるなびも、サポート体制が充実した人気のグルメサイトの1つです。テイクアウトの利用を促す上で、様々なヒントや検証結果を得ながらより効果的な宣伝方法模索していくことができるかもしれません。

ぐるなび 公式サイトはこちら

ホットペッパーグルメ

ホットペッパーグルメも、2018年7月1日時点で10万店の加盟店を持つ、規模の大きなグルメサイトの1つです。利用者の満足度などにおいても実績があり、全国に幅広いユーザーがいるため、店舗のテイクアウト宣伝にも効果が期待できます。

ホットペッパーグルメ 公式サイトはこちら

Retty

Rettyは、2019年5月時点で月間利用者4800万人の人気グルメサイトです。出店エリアや料理のジャンルなどを軸としたお店まとめのページが、インターネットの検索結果でも上位を獲得しているため、たくさんの顧客に対して店舗の存在とテイクアウトについて訴求することが出来るでしょう。

Retty 公式サイトはこちら

SNS

SNSは、登録や更新の手軽さが便利なツールで、ホームページやグルメサイトの更新作業が大変という方にはおすすめです。

特に、「テイクアウトを始めた」などの店舗の最新情報を、いち早く簡単に顧客に届けられるという点で、テイクアウトの集客にも高い効果が期待できます。

SNSは媒体によってユーザーが異なり、投稿のスタイルや特徴も様々なので、自店舗の情報発信に一番最適な物がどれか、探してみると良いでしょう。下記では、飲食店におすすめなSNSをご紹介します。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、店舗の情報や写真を手軽に投稿出来るおすすめのツールです。140字以内であれば、文字だけでの投稿も自由かつ簡単にできるため、「テイクアウトを始めた」という宣伝だけでなく、限定メニューや現在の営業状況、売り切れの状況など、細かい情報を逐一発信出来る点が魅力です。

Instagram

Instagramは写真の投稿を中心とした視覚的なSNSで、料理の写真などが集客にも大きな影響を与える飲食店には比較的相性がよいでしょう。
プロフィールのページでは過去に投稿した写真が一覧で表示されるため、店舗やブランドのイメージを伝えるのに最適なSNSです。

Instagramを活用した集客方法についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい
https://www.i-nobori.com/media/634

Facebook

Facebookは、若者だけでなく幅広い層のユーザーがいるSNSで、店舗用に「Facebookページ」を作ることでお店の情報を発信することができます。また、ユーザーが個人で持つアカウントは基本的に実名登録になっているため、悪意のあるユーザーによる店舗ページへの荒らし行為なども比較的抑えやすいと考えられます。顧客の年齢層が幅広いお店であれば、おすすめのSNSと言えるでしょう。

テイクアウト利用を促すオフラインの広告方法

オフラインでも、テイクアウト利用促進に活用できる広告はたくさんあります。ここでは、オフラインの広告手法についてポピュラーなものをご紹介します。

店頭での販促として代表的なものの一つが旗です。看板などに比べてコストを抑えて導入することができ、大きく目立つのでテイクアウトを行っていることを訴求する上でも高い効果が期待できます。

訴求したい内容に合わせて様々なデザインのものを持っておくことで、差し替えたり組み合わせたりして設置することもできます。

看板

看板も、店頭での宣伝には効果的な手段の一つです。素材や形も様々で丈夫なものが多いため、一度作ってしまえば長く使えることが魅力です。

ブラックボードなど、書き換えられるタイプのものであれば、テイクアウトを行っていることだけでなく、おすすめメニューを紹介したり、季節や時期に合わせて訴求内容を変更したりできるため、1つで幅広い宣伝効果を発揮します。

ポスティングチラシ

チラシのポスティングも飲食店のテイクアウト宣伝にはおすすめな手法です。スマートフォンの普及などにより様々な広告がオンライン化する中でも、実際に顧客の手に渡るチラシは印象にも残りやすく、視覚や触覚に直接訴えられる点が魅力です。

また、インターネットを使わない客層や、店舗がある地域の方に宣伝することが出来るため、幅広い顧客の新規獲得も見込めます。

折込チラシ

ポスティング同様にチラシを配布する方法として、折込チラシという手段もあります。新聞に折り込まれることでチラシを配布できるため、新聞購読者に対してアプローチすることができ、信用性もあります。

ただし、新聞を購読していない人に訴求することはできないため、店舗がターゲットとしている顧客に合っている施策かどうか事前に検討する必要があります。

テイクアウトの広告効果を高めるコツ

これまでに紹介した広告を実際に活用する時は、よりその効果を高めるためのコツを知っておくことが大事です。ここでは、広告効果を高めるためにどのようなことを意識すればよいのかをご紹介します。

割安感を演出して付加価値を感じてもらう

テイクアウトの売りとして、通常のメニューよりも価格を下げた商品を提供するのも1つの手段です。

店内での飲食とは違い、居心地の良さや接客サービスなどを通して価値を提供することができないテイクアウトでは、商品の質を出来るだけ保ったまま割安感を上手く演出することで、「お店の品質の料理が家でも食べられる」という付加価値を感じてもらうことができるでしょう。

飽きられないようにメニューを工夫する

店舗を何度も利用してくれる顧客や、同じようなジャンルのお店を多く利用している人の中には、連日同じものを食べることに飽きてしまい、他のお店を探してしまう人もいます。

そこで、メニューの選択肢を増やす、日替わりメニューを設けるといった施策をおこなったり、他の店舗にはない限定メニューを作ってみるなど、顧客に飽きられることが無く継続的に売上を出せるような仕組みを作ることが大切です。

清潔感をアピールする

テイクアウトに限らず、店舗の清潔感が顧客に伝わるかどうかは、集客やリピートにも大きく影響する要素です。

店員がマスクや手袋を着用する、店内や備品を常に清潔に保つ、といった取り組みを積極的かつ徹底的に行うことで、顧客の店舗に対するイメージアップにも繋がり、テイクアウトの利用者も増えることが期待できるでしょう。

テイクアウトの広告デザインに使えるテンプレートを紹介

いざ広告を作るとなると、「デザインの知識や技術がないと効果的な広告は作れないのではないか」と心配になる方もいるかもしれません。そのような方には、専門知識や特別なソフトが無くても、簡単に魅力的なデザインを作ることが出来るデザインテンプレートを使用するのがおすすめです。

下記では、デザインテンプレートを配布しているサービスをいくつかご紹介します。

ラクスル

ラクスルでは、幅広いジャンルのテンプレートに文字や写真を加えるだけで簡単にチラシのデザインが作成出来ます。「デザインをいちから作るのは難しい」という人や短時間でチラシが作りたいという人におすすめです。

ラクスル 公式サイトはこちら

パワポン

パワポンは、パワーポイントで利用できるテンプレートをダウンロードできるサイトです。1500点以上のテンプレートから好きなものを選ぶことができ、普段からパワーポイントを使っている方や、操作に慣れているという方はデザインの編集もしやすいのでおすすめです。

パワポン 公式サイトはこちら

BuzzFood

BuzzFoodでは、マイクロソフトワードなどを使用して簡単に編集ができるテンプレートを配布しています。飲食店に焦点を当てたサービスなので、自分の店舗のイメージに合ったデザインもより見つけやすいかもしれません。

BuzzFood 公式サイトはこちら

まとめ

オンライン・オフラインを問わず、店舗のスタイルにあった適切な広告を選ぶことで、テイクアウトの集客もより効果的に行うことが出来ます。

集客施策に使える予算や自分のお店の特徴などを考慮して、一番良い手法はどれかを探していきましょう。

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